未経験からでも始められる福祉関係のお仕事


「福祉関系の仕事には、どんな種類があるの?」「種類があり過ぎて、自分に向いている仕事が分からない」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?福祉系の仕事は、介護職や生活相談員、保育士、看護師など多種多様ですが、今回は福祉関係のお仕事でも、未経験から始められるものについて解説します。福祉の仕事に興味のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

福祉系の仕事の種類

福祉の仕事には「高齢者や、障がいのある方を支える仕事」「子どもの生活を支える仕事」「日常生活に困っている方を適切なサービスにつなげる仕事」「保健医療と関わる福祉の仕事」など、さまざまな種類があります。一口に福祉の仕事といっても、仕事内容は大きく異なるので、自分のやりたい福祉の職種を見つけることが大切です。「福祉の仕事に転職したい」と考えている方は、「誰に対し、どのような福祉サービスを提供する仕事がしたいのか」「どこで働いているのか」などを確認してみましょう。

未経験から始められる福祉の仕事

資格が必要と思われがちな介護や福祉の仕事ですが、実は資格が無くても、働ける職種がたくさんあります。その中から、介護の資格(介護福祉士や介護職員初任者研修など)が無くても働ける職種を7つ紹介します。

①介護職
介護職は、必ずしも資格が必要ではない職種です。「訪問介護(ヘルパー)」に関しては資格要件がありますが、施設系サービスやデイサービス、また地域密着サービスなどは介護資格が無くても働くことができ、実際に活躍している方もたくさんいます。働きながら、介護職員初任者研修や介護福祉士などの資格取得を目指すというパターンも多いのが介護職の特徴です。

②介護の周辺業務
介護施設における介護周辺業務とは、たとえば清掃や洗濯を担う仕事においては資格がいりません。身体的な負担も少ないので、シルバー人材がこの業務を行っている福祉の現場は多く見られます。

③福祉・介護事務所での事務職
福祉の現場における事務職は、介護資格が無くても働けます。むしろ、介護資格を持たない方のほうが多いのではないでしょうか。事務職といっても、仕事は多岐にわたります。受付や総務、人事、経理、庶務など、担う業務は職場ごとに異なり、現場職員と兼務するケースもあります。

④厨房・調理業務
施設サービスやデイサービスなどにおいて、食事提供を行う場合、調理に携わる職員が必要です。栄養士や調理師の資格を持っている方もいらっしゃいますが、無資格でも大丈夫です。

⑤送迎業務
デイサービスやショートステイなどの、ご利用者の送迎を伴うサービスでは、送迎車両の運転手が必要です。事業所の介護職が行う場合が多いですが、最近はシルバー人材の活用をされる職場も増えてきました。
バスなどの大型車両を活用している職場では、大型自動車運転免許を保有している方が働いています。

※介護施設と利用者の自宅間の送迎業務において、普通車で送迎を行う場合は、普通免許のみでも業務を行うことができます。

⑥宿直業務
施設系サービスの場合は、夜間に介護を担う夜勤職員以外に、宿直職員を置く施設もあります。
夜勤職員は少ない人数で大人数の介護を行うため、電話応対や来客対応、また利用者急変時の留守番などを宿直職員が担うことになります。

⑦営繕業務
大規模な施設の場合は、建物や付帯設備の営繕を担う職員がいる場合があります。水道やトイレの簡単な修理などは業者に頼むのではなく、営繕職員が行います。定期的な設備の点検や、車椅子の管理や補修などを行う方もいます。

※営繕業務とは
「営繕」とは「建築物の営造と修繕」のことをいい、具体的には、建築物の修繕や模様替え、設備の点検などを指します。

無資格でも興味があればチャレンジを!

今回は資格が無くても働ける、福祉の職種を紹介いたしました。福祉の職場は、直接介護をする職員だけでは、絶対に成り立ちません。このような方々がいるからこそ、利用者の方に、良質なサービスが提供できるのです。資格がないからと諦めていた方は、この機会に無資格でも働ける福祉の仕事にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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