保育士とは?お仕事の内容や特徴を紹介

「子どもが好き」「幼い子どもの成長に携わる仕事がしたい」など、夢を持って保育士の資格取得を目指している方は多くいます。その中でも、保育士が毎日どのような仕事を行っているかなど、詳しい内容までは意外と知らない方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、保育士の仕事内容ややりがいなどを詳しく解説していきます。

保育士の主なお仕事

働く場所や仕事の内容は施設によって様々ですが、共通している主な仕事は以下の通りです。

①身の回りのお世話
年齢や月齢により違いはありますが、保育士が保育をする子どもには、一人でできないことも多くあります。食事や排せつや着替えなど、子どもが必要としていることを手助けします。

②生活習慣を身に付けさせる
上記の通り子供に必要なお世話を通じて、生活習慣を身につけさせるのも保育士の仕事です。

③年齢に合わせた成長をサポート
さらに年齢が大きくなるにつれて、集団生活をする上でルールを守ることを覚えさせたり、仲間との接し方や遊び方などを教えたりもします。

④保護者への対応
子どもの体調や行動について保護者に連絡したり、保護者が持つ育児の悩みなどの相談に乗るなど、預かる子どもだけでなく、親に対しての仕事もあります。

保育士の勤務時間はどのくらい?

保育士は肉体労働というイメージを持たれることが多く「長時間勤務しているのではないか」と考えている方もいるかもしれませんが、実際に勤務している時間は1日あたり8時間程度になることが多いです。たしかに、子どもの送り迎えのときには、いつも同じ先生が挨拶をしてくれることが多いので、保育士の労働時間が長いという点はある程度予想できます。
しかし保育園などの施設では、シフト制を導入していることも多いので、職員によって勤務時間が異なるケースがほとんどです。

保育士のやりがいとは?

保育士は子どもの命を預かる仕事であることに加え、1日にやらなければならない業務がたくさんあります。
そのため大変な仕事ではありますが、その分やりがいもたくさんあります。

① 子どもの成長を感じたとき
保育園で子どもが過ごす時間はとても長いので、近くでお世話をしている保育士は、毎日小さな成長を感じたり、新たな発見をしたりします。
そのため、子どもが成長していくことにやりがいを感じている保育士は非常にたくさんいます。

例えば「鉄棒で初めて前回りができた」「苦手な野菜を頑張ってひと口食べた」など、子どもに毎日接していると、さまざまな成長を感じられるものです。

また保育園では、多くの子どもたちが遊びや季節のイベントに全力で取り組んでいます。生活発表会や運動会などの大きな行事は、子どもたちと保育士が協力しながら盛り上げていくものです。これらの行事を経験することにより、子どもたちはより大きな達成感を味わい、精神的にもぐっと成長していくので、保育士としてもやりがいが感じられます。

②子どもから必要とされたとき

保育園には赤ちゃんや2〜3歳くらいの子どもも多く、自分ひとりでは、何もできない園児もたくさんいます。
すると、多くの子どもが先生を頼ったり、助けを求めたりします。「子どもたちから必要とされている」と実感できるときは、保育士がやりがいを感じられる瞬間のひとつといえるでしょう。

また、子どもたちから「ありがとう」と言われたときには、純粋に「嬉しい」と感じるものです。
子どもたちから感謝の気持ちを言葉にして伝えられると、それがモチベーションの維持にもつながっていきます。

③保護者と良好な信頼関係が築けたとき

子ども自身が「先生と過ごす時間は楽しい」「保育園が好き」と感じてくれていれば、子どもは家に帰ってからも、先生や保育園の話を親にたくさんするものです。
子どもが「保育園は楽しい」と家庭で話していると、親もおのずと、保育園や保育士のことを信頼するようになるでしょう。保育園が子どもと親の双方にとって、安心して過ごせる居場所として機能していれば、保護者との信頼関係も築きやすくなります。
保護者が保育士のことを信頼していると、たとえば送迎時など「いつもありがとうございます」と、声をかけてもらえる場面もあるでしょう。

④子どもたちと季節の行事に取り組める

社会人として会社勤めをしていると、日々の業務に追われて季節の行事を気にすることはほとんどなくなりますが、保育施設で働いた場合、七夕や節分など、日本特有の行事に子どもたちと取り組む機会があります。
季節の行事に敏感な職場はそれほど多くないため、四季折々の行事が体験できるのは、保育士として働く際の魅力のひとつといえます。

⑤卒園後、立派に成長した子どもに出会ったとき

子どもが保育園で過ごす時間はとても長いので、保育士として、子どもたちにしてあげられることはたくさんあります。保育園でのさまざまな体験を通して、子どもが少しずつ成長していくのは保育士にとって、この上ない喜びといえるでしょう。

とはいえ、子どもは成長すると卒園し、巣立っていきます。卒園のときには、嬉しい気持ちはもちろんあるものの、寂しく複雑な気持ちになる保育士もたくさんいます。しかし卒園してから数年が経ち、なかには卒園後に先生に会いに来てくれる子どももいたりして、立派に成長した子どもたちの姿を見ると、子どもの成長を間近で見て、応援してきた保育士は、それはそれは大きな喜びに包まれるものです。
卒園してからも、子どもたちとどこかでつながっていられるのは、多くの保育士にとって、大きなやりがいのひとつになっています。

保育士が1日の間にしなければならない仕事内容はとても多いので、通常の業務をこなすだけでも大変です。
しかし、保育士の仕事は社会的に大きなニーズがあり、やりがいを感じられる瞬間もたくさんあります。
特に、子どもの成長にダイレクトに関わっていけるという点は、保育士の仕事の最大の魅力といえるでしょう。

このように、保育士の仕事内容ややりがいについて正しく理解することができていれば、将来働いたときにも安心でき、また不満も出にくくなります。

保育士という仕事はとても魅力があり、やりがいにあふれる職業です。この機会に保育士を目指して、保育士の勉強をはじめてみてはいかがでしょうか。

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