屋根工事の種類と知っておくべき知識!


屋根工事は、29種類ある建設業のうちのひとつで「専門工事」に分類されます。
今回は、屋根工事の仕事内容や種類、その他就職する際に知っておくべき知識などについて紹介していきます。
また屋根工事では、雨の日に注意したいことなどの「環境面で意識するべきこと」もありますので、そちらもあわせて紹介していきます。

屋根工事とは

屋根工事とは、瓦やスレートや金属薄板などにより屋根を葺く工事のことを指します。屋根工事には、雨漏り防止や家を長持ちさせる役割、また家のイメージを変えられるなどの効果が期待できます。
屋根の悩みで一番多いとされている雨漏りは、屋根本体や板金(屋根本体の内側にあるもの)を、工事でしっかりと仕上げることにより防ぐことができます。
また、屋根工事は家を長持ちさせる効果も期待できます。屋根は雨や風、ホコリなどによって常にダメージを受けているため、新築工事や、リフォーム工事時の仕上がりが重要となります。屋根工事を盤石な仕上がりにすることによって、家のダメージを抑えることができるのです。

屋根工事の種類

屋根工事は、主に以下の8種類に分けられます。

①葺き替え工事
屋根をまるごと全部交換する工事のことを指します。表面の屋根材を全て撤去し、下地の交換と補修を行い、その後、新しい屋根材を葺きます。屋根工事としては最も大規模なもので、屋根のトラブルを根本的に解決することが可能です。

②葺き直し工事
下地の全体を補修し、交換する工事です。この工事は、瓦屋根のみで可能です。

③重ね葺き工事(カバー工法)
今ある屋根の上から、新しい屋根を重ねる工事です。既存の屋根を撤去しない分、材料費や工事費など、コストを節約できます。

④塗装工事
屋根の塗装を塗り替える工事で、主に屋根の見た目を回復するために行います。屋根材を新しい塗装に塗り替えることにより、イメージチェンジも可能です。

⑤屋根材の修繕工事
屋根材の表面の一部を差し替えたり、修繕したりする工事で、傷んだ箇所を部分的に修繕することにより、屋根や家本体の寿命を延ばすことにつながります。

⑥漆喰補修/交換工事
瓦の接着用粘土である、漆喰(しっくい)を塗り直す工事で、古くなった漆喰を剥がし、新しいものに塗り替えます。漆喰は年月の経過により傷んでくるので、定期的な塗り替えが必要です。

⑦棟板金交換工事
屋根の頂上にある、棟板金を交換する工事です。棟板金は、屋根の他の箇所に比べて傷みやすいため、この部分だけ交換することもあります。スレート屋根や、金属屋根が対象になります。

⑧雨樋修理/交換工事
雨樋の修理や、交換を行う工事です。雨樋の詰まりを解消したり、壊れた雨樋を交換したりします。雨樋が壊れたままだと、雨水が屋内に入ったり外壁を伝ってしまったりするので、家全体の寿命に影響してしまうので、定期的な修理や交換が必要です。

屋根工事中の環境面で知っておきたいこと

・屋根工事に、足場が必要な環境について
屋根工事は、基本的に足場が必要です。傾きが30度以上の場合、足場がないと危険なため足場を設置します。

・雨が降ってきた場合
屋根工事中に雨が降った場合、工事は中断します。理由として、もし屋根工事で使用する木材などが濡れてしまった場合には、失敗の原因となるからです。工事中に雨が降ったら、ブルーシートなどで対策をします。

屋根を長持ちさせるために必要な工事

屋根工事は、屋根自体はもちろんのこと、家全体を長持ちさせるために必要な工事です。経年劣化により、どうしても傷んでしまう箇所が多いため、屋根工事は定期的に行われます。また屋根工事は主に、8つの種類に分けられますので、それぞれ特徴をあらかじめ把握して屋根工事を請け負っている会社へ応募をしてみるとよいでしょう。

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