建設業は職種や資格の有無により、収入が異なります。建設業界での就職を考えている方のなかには、どの職種がどのくらいの収入になるのか、気になる方もいるのではないでしょうか？そこで 今回は、建設業の職種を収入別に前編と後編に分けてランキングにしてみました。あわせて、ランクインした職種の仕事内容も解説していきたいと思います！まずは前編、１位〜１０位までをご紹介いたします！
建設業の収入ランキングと仕事内容
建設業の職種別収入ランキングと、ランクインした職種の仕事内容をご紹介いたします。
1位
一級建築士
702.9万円
2位
技術士
666.9万円
3位
掘削作業主任者・発破技士
617.0万円
4位
クレーン運転工
510.2万円
5位
電気工
472.5万円
6位
測量技術者
468.8万円
7位
配管工
466.5万円
8位
鉄筋工
445.2万円
9位
鉄工
444.0万円
10位
玉掛け作業員
437.8万円
年収額は「きまって支給する現金給与額」「年間賞与その他特別給与額」より算出しています。建設業の職種別収入は「一級建築士」が約702.9万円で最も高く、次いで「技術士」や「掘削作業主任者・発破技士」の順に、収入600万円以上の高い水準を保っています。
建設業の収入ランキング「1～5位の仕事内容」
建設業の収入ランキングにおいて、1～5位にランクインした「一級建築士」「技術士」「掘削作業主任者・発破技士」「クレーン運転工」「電気工」の仕事内容をご紹介いたします。
・一級建築士
「一級建築士」の資格をもっている建築士のことを指します。設計できる建築物に制限がないため、大規模な都市開発や公共建築物なども担当することが可能で、設計だけではなく、改修や建築物の維持に関する計画、また技術指導や施工管理、検査などの技術的な業務も行います。
・技術士
技術士は、機械技術士・電気工事士・資源工学技術士・建設技術士・経営工学技術士などの職種の総称のことです。高度な専門知識を活かし問題を分析して、対応策を講じることや、技術士の指導なども業務に含まれます。
・掘削作業主任者、発破技士
掘削作業主任者と発破技士は、土木作業や採石の現場などで活躍する職種です。掘削作業主任者は、土砂や岩石を掘る現場には必ず配置する必要があり、作業員が安全に作業を行えるよう指導します。発破技士は、重機で粉砕することが難しい岩盤などをダイナマイトなどの火薬を使い爆破する職種です。また、爆発が不発だった際の残薬確認や処理を行うことも、発破技士の役割です。
・クレーン運転工
クレーン運転工は、クレーン・移動式クレーン・デリック・揚貨装置の運転や、保守の仕事を行う人を指します。現場によっては、資材を組み立てる工程の一部を任される場合もあります。
・電気工
電気工は、電工・電路工・高圧線工・配線工などの職種の総称のことです。電柱の上で作業をする外線配線工事や、住宅やビル内の電源やケーブルを配線する屋内配線工事など、電気工事の欠陥による災害を防止するために作業をします。
建設業の収入ランキング「6位～10位の仕事内容」
続いてランキングの6位～10位である「測量技術者」「配管工」「鉄筋工」「鉄工」「玉掛け作業員」の仕事内容をご紹介いたします。
・測量技術者
測量士・森林測量技術者・道路測量士などを総称して測量技術者といいます。土地や水路・森林などの測量に関する計画を立てたり、作業を行ったりします。また、測量の成果や、資料の取りまとめなども仕事のひとつです。
・配管工
配管工は、建物における給排水設備や冷暖房設備などの工事の際に、配管を担当する職種です。設置する場所により、管の切断や別の管を接合するなど、金属や非金属加工作業が必要な場面もあります。
・鉄筋工
鉄筋工は、鉄筋切断士・鉄筋組立士・鉄筋成型士などの職種の総称です。建物や橋などのコンクリートで覆われた施設の骨組みとなる、鉄筋の施工図や加工帳の作成や加工、また組み立てを行います。
・鉄工
鉄工は、製缶工・金属タンク製造工・ボイラー組立工などをはじめとした、鉄材の加工を行う職種です。鉄材の切断や溶接、板状の鉄の曲げ加工など、作業内容は多岐に渡って、鉄工所によって異なります。
・玉掛け作業員
玉掛け作業員とは、クレーンのフックに荷物をかけて移動させ、フックから荷物を外すまでの玉掛け作業をするための作業員のことです。クレーンを運転している人に、荷物の積みおろしの合図を送る場合もあります。
前編では建設業の収入ランキング1位〜10位までと、それぞれの仕事内容についてご紹介いたしました。後編では11位〜20位までをご紹介いたします。これから転職をお考えの方も参考になる記事となりますので、ぜひそちらもご覧ください！
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