建設業は職種や資格の有無により、収入が異なります。建設業界での就職や転職を考えている方のなかには、どの職種がどれくらいの収入になるのか、気になる方もいるのではないでしょうか？そこで今回は、建設業の職種を収入別に前編と後編に分けてランキングにしました！あわせて、ランクインした職種の仕事内容も解説いたします。前編では1位〜10位をご紹介しましたが、今回の後編では、11位〜20位までをご紹介いたします！
建設業の収入ランキングと仕事内容
建設業の職種別収入ランキングと、ランクインした職種の仕事内容を解説いたします！
11位
溶接工
437.1万円
12位
金属・建築塗装工
429.6万円
13位
板金工
442.3万円
14位
建設機械運転工
420.9万円
15位
大工
414.9万円
16位
とび工
393.0万円
16位
土工
393.0万円
18位
型枠大工
388.4万円
19位
左官
386.6万円
20位
はつり工
361.2万円
以下では、11位～20位にランクインした、溶接工・金属、建築塗装工・板金工建設・機械運転工・大工・とび工・土工・型枠大工・左官・はつり工の業務内容を一気に解説いたします！
・溶接工
溶接工は熱や圧力を利用し、金属材料を接合する溶接を行う技術者です。電気溶接工・ガス溶接工・スポット溶接工などを総称して、溶接工と呼ばれます。
・金属、建築塗装工
塗装工は、住宅や建物や道路などに塗装を施す専門職のことです。塗装によって、建物の見た目を美しく仕上げることや、防水加工や耐熱塗装をすることによって建物の耐久度を上げる役目も担っています。
・板金工
板金工のなかでも、屋根や外壁などの建築物に関わる製品の加工を行う技術者を、建築板金工と呼びます。建築板金工は、薄い金属板を切断し、折り曲げ、貼り合わせ作業をして、建築用の板金製品を製造します。製作した板金製品を建物に取り付ける作業も、建築板金工の仕事です。
・建設機械運転工
建設機械運転工は、パワーショベルやブルドーザーなどの重機械や、フォークリフトやウインチなどの建設機械を運転する技術者のことです。建設機械を操縦し、掘削作業や積み込み、また資材の運搬を担当します。
・大工
大工とは、主に木造建築物の新築・増築・リフォームを行う職人を指します。建築士が作成した設計図に基づいて、建材の加工や建築物の施工を行うことが主な業務内容です。大工のなかには、寺社仏閣の修繕を行う宮大工など、大工の種類によって扱う建物が異なります。
・とび工
とび工は、主に建築現場での高所作業を専門としている職種です。特に、安全に作業を行うために欠かせない足場の組み立てや、足場の解体を行っているとび工を「足場とび」といいます。足場とびをはじめ、業務内容によって「鉄筋とび」や「機械とび」などに分類されます。
・土工
土工とは、機械の使用が困難な場所で、資材の運搬や穴掘り、地ならしなどの作業を人力で行う作業員のことを言います。前述したとび工と協力し、足場を組むことやコンクリートを混ぜる作業も担当します。また、現場が道路である場合は交通整理を行うことも仕事のひとつです。
・型枠大工
コンクリート製の建築物を建設する際、コンクリートを流し込むための型枠をつくる大工のことを、型枠大工といいます。住宅の土台となる基礎をコンクリートでつくるほか、高速道路やダム・トンネルなどの建設にも関わることがあります。
・左官
左官とは、コテを用いて土やモルタル・漆喰などの材料を、壁や床に塗る仕事に従事している人です。完成前の建物の最後の仕上げとして、見た目だけでなく排水溝に向かって勾配をつけるなど、繊細な作業が求められます。
・はつり工
はつり工とは、工事現場でコンクリートを割る・削る・穴を開けるなどの作業全体を行う作業員のことをいいます。玄関ドアやサッシをはめるためにコンクリートの壁を削って、形を整える「コンクリートはつり工事」をはじめ、建物を取り壊す際に行われる「こわし工事」を行います。また、コンクリートの表面を特殊な道具を使ってデザイン性をもたせる「はつり仕上げ工事」を行うこともあります。
建築業界は、人手不足による人材確保や国による政策によって、賃上げ率が高い傾向にあります。年収も全産業の平均年収に比べて高いことから、建設業は収入の高い職業であるといえるでしょう。建設業に向いている能力を持ち、幅広い業務に対応できる資格や免許を習得することによって、さらなる収入につながりやすくなります。これまでご紹介したとおり、建設業にはさまざまな業務内容があるため、自分に合った職種を見つけることが重要です。plusworkでは、建築・建設業におけるあらゆる職種での求人を多数掲載しております。気になる職種は、ぜひplusworkで検索してみてくださいね！
