建設事務を徹底解剖!前編


建設関係においても、事務職は会社を支える重要な役割を担っています。事務職がきちんと機能していると、実働部門の生産性向上につながるため、事務職の採用を重要視している企業も多くあります。特に建設会社の場合は各協力会社との契約書や支払い処理、国が定める施工管理台帳などの工事書類がたくさんあるので、事務職の存在は必要不可欠です。しかし「建設業」は特殊な業界だからこそ、転職希望者の中には「建設会社の事務仕事には、なんだか不安を感じる」という方もいるのではないでしょうか?そこで今回は建設会社の事務職、建設事務について、前編と後編に分けて詳しく深堀りし、これから建設事務を希望する転職者に役立つ情報をお伝えいたします!
仕事内容から役立つ資格なども記載しているので、建設業界に興味のある方はぜひご覧ください!

建設会社における事務職とは

建設業界は専門性が高く、特殊な業界でもあるので「事務職だとしても、業界知識がないと業務に支障をきたしそう」と身構えてしまう方もいるかもしれません。
しかし事務職にとって、もっとも重要なのは「事務処理能力」なので、たとえ業界知識がなくても建設事務への転職は十分に可能です。以下では、建設事務の仕事内容などを詳しくご紹介いたします。実際の様子を把握し、仕事のイメージを膨らませてみましょう。

建設事務の種類

「事務職」と聞くと、経理や総務など会社全体の事務を想像しがちですが、建設会社の場合は事務職といっても様々な役割があり、建設事務の大まかな種類は以下の通りです。
・総務
・経理
・営業事務
・現場事務
まず他の会社と同じように、予算管理を行う「経理」、また物品管理や保守などを行う「総務」があります。これらの共通点は「会社全体に関わる仕事が多いこと」です。そのため業務範囲も広く「会社運営のサポート」という位置付けで仕事を行っていますが、その一方で「営業事務」や「現場事務」は、会社の運営というよりは「会社の事業に関わる人々のサポート」という位置付けになります。特に建設業の場合は工事書類や契約書などの書類が多く、これらすべてをプロジェクト担当者が処理するのは物理的に厳しいため、事務職が営業職や現場管理職の事務処理を代行して、担当者がプロジェクトに集中できる環境を整えるといった必要があるのです。
よって、会社全体に関わりたい場合は「経理」や「総務」を志望するのがおすすめですが、働く人々を最前線でフォローしたい方は「営業事務」や「現場事務」がおすすめです。事務職といっても様々な役割があり、それに伴って給料や勤務地が異なる企業も多いので、まずは「どんな事務仕事をしたいのか」を考えてみると良いでしょう。

建設事務の仕事内容

建設事務の主な仕事内容は以下の通りです。

・部門電話、メールの対応

まず1つ目は「部門電話・メールの対応」です。多くの企業で部門ごとの代表電話や代表アドレスがあり、これらの対応は事務職の仕事になります。特に電話対応においては、会社の評判を左右する重要な役割であるため、事務職員は「ビジネスマナー」を把握している必要があります。また、入社後すぐに任される仕事でもあるので、不安な方は入社前までに勉強しておくと良いでしょう。

・仕事環境の整備

2つ目は「仕事環境の整備」です。業務で使う文房具の補充やコピー機など、社内機器の点検なども事務職の仕事になります。そのため、従業員に支障が出る前に対応する「気配り」が重要です。

・帳票管理や請求管理

3つ目は「帳票処理や請求管理」です。クライアントや協力会社への支払手続きや経費精算など、管理業務も事務職の仕事です。多忙な従業員は後回しにしがちなので、締め切りのアナウンスを積極的に行うなど、従業員に代わって、スケジュールの管理をするようにしましょう。

・来客対応やその他業務フォロー

最後4つ目は「来客対応やその他業務フォロー」も事務職の仕事です。総務や経理の場合は、社内外イベントの企画や開催、株主総会の準備なども行います。

このように基本的に事務職とは、事業に携わる人のサポートがメインの業務となるため、従業員の要望に合わせて業務内容が異なる企業も多くあります。
転職活動を行う際は、面接前に具体的な仕事内容を問い合わせておきましょう。


いかがでしたか?前半では建設事務の概要や種類などをお伝えしました!後半では、建設業界の現状や将来性、建設事務のメリットとデメリット、また建設事務に必要な資格やスキルなどをご説明いたします。気になる方は、ぜひそちらもご覧ください!

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