揚重?揚重?どう違う?

「揚重という文字は見たことがあるけど、そもそも読み方すら分からない」「建築系の就活や転職活動でよく見かけるけど、実際にどんな仕事内容なの?」
揚重は、建築現場ではとても重要な作業なのですが、聞き慣れないという人もいますよね。そこで今回は、揚重がどのような作業なのか、なぜ建築現場で必要とされているのかを解説していきたいと思います!揚重の概要から、揚重の仕事に役立つ資格をご紹介しますので、建築現場の仕事を知るための参考にしてみてください!

揚重の読み方とその意味

「揚重(ようじゅう)」と読みます。建築現場で一箇所に集められた建築資材を必要な個数分、手作業や重機で指定場所に運ぶという仕事です。揚重は「荷上げ」とも呼ばれており、どちらも建築資材を運ぶという意味で使われます。会社や現場によっては「揚重」の「揚」は手へんではなく、木へんの「楊重」と書くこともありますが?どちらの読み方であっても意味は同じなので、間違いではありません。特に表記に決まりのない場合は、パッと見て「手で物を持ち上げる」とイメージのしやすい、手へんの揚重を使うと良いでしょう。

揚重の仕事内容

揚重の仕事内容は、大きく3段階に分かれています。

①資材をトラックから下ろす

運送会社が、トラックで現場の搬入口まで運搬した資材を下ろします。その後、フォークリフトに載せ、そのまま工事用エレベーターまで移動します。

②資材をフォークリフトから台車へ

工事用エレベーター内の台車に、フォークリフトから資材を移します。そして指定された場所まで、エレベーターで上がります。

③手作業で現場へ運ぶ

工事現場に必要な資材を、必要な個数だけ運びます。運ぶだけで終わりではなく、現場で作業がしやすいように事前に資材の仕分けを行うこともあります。

揚重の仕事で役立つ資格

玉掛けやクレーンの操縦など、揚重の仕事に役立つ資格を5つご紹介いたします。

①玉掛け技能講習

玉掛けは重量物をクレーンのフックに取り付ける業務で、重い物を運ぶことが多い揚重の仕事に便利な資格です。玉掛け技能講習の資格を持っていると
・制限荷重1トン以上の揚荷装置の操作
・釣り上げ荷重1トン以上のクレーンの操作
・移動式クレーンまたはデリックの玉掛け業務
ができます。

②フォークリフト運転技能講習

フォークリフトとは、重量物を載せて運べる荷役運搬車両です。走行だけではなく、荷物を乗せる部分を指す「フォーク」を動かす操作を覚える必要があります。
フォークリフト運転技能講習の資格を持っていると、最大荷重1トン以上のフォークリフトの運転作業ができます。

③安全衛生責任者

安全衛生責任者とは、現場の安全を担う役職です。それ以外にも、揚重作業の監督や仕事内容の指導なども行います。

④小型移動式クレーン運転技能講習

トラックへの資材の積み込みや荷下ろしのために必要な資格です。
小型移動式クレーン運転技能講習の資格を持っていると、釣り上げ荷重1トン以上5トン未満の移動式クレーンを操縦できます。

⑤建設用リフト運転士

これは、資材運搬用のエレベーターを運転するための資格です。揚重の作業現場が10階建て以上のビルやマンションなど大規模な場合には、資材運搬用のエレベーターが設置されています。エレベーターの操作自体はボタンでできますが、資格がないと昇降の操作ができません。建設用リフト運転士の資格を持っていると、積載荷重0.25トン以上、ガイドレールの高さ10メートル以上の建設用エレベーターの操作が可能です。


建築資材を手作業やクレーンで運ぶ揚重は、安全が何よりも大事な仕事です。資格がなくても働けますが、玉掛けやクレーンの操縦など、揚重の仕事に役立つ資格もあるため、揚重の仕事をお考えの方は、ぜひ取得を検討してみてはいかがでしょうか?
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