溶接工はどんな性格の人に向いてるか


建築関係の求人募集から溶接工の仕事を見て、溶接工とは一体どんな職業なのかと関心を持った人もいるのではないでしょうか?なんとなくのイメージは浮かぶものの、具体的にどんな仕事なのかまではなかなかわからないものですよね。そこで今回は、気になる溶接工の仕事内容や必要となる資格、また溶接工に向いている人のタイプなどを解説いたします。興味のある方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

まず溶接とは

「溶接」とは、さまざまな部材に加圧・加熱を施して、ひとつの部材に接合する加工技術のことを言います。また、機械を使った加圧や熱源を使った加熱以外にも、合板や金属を使用したろう接という接合方法もあります。溶接は、製品の加工には欠かせない重要な技術であり、その歴史は古く、ヨーロッパでは紀元前3000年頃、日本では弥生時代には溶接の技術があったと確認されています。現代でも、自動車や建築・家具・貴金属・時計などのあらゆる製品の製造過程で、溶接技術が利用されています。また「溶接工」とは、溶接の仕事をしている人を指します。自動車やアクセサリーや時計など、分野を問わず、溶接に関わる人は溶接工と呼ばれており、ロボットを利用した溶接も積極的に導入されていますが、ロボット溶接は大きい部材の溶接が難しいことに加えて、導入コストが非常に高額となるため、これからも溶接工の需要は高まると予想してされます。

必要な資格

溶接工の現場では、高温の熱やガスを利用したり、火花が飛んだりと危険が伴う作業を行うため、安全に作業を行うには専門的なスキルが求められ、専門の資格が必要とされます。溶接工に必要となる基本的な資格のひとつが「溶接技能者」です。こちらの資格は、日本溶接協会が実施するもので、基本級と専門級のふたつのレベルが設定されています。また、溶接技術者の資格は「アーク溶接技能者」「ステンレス鋼溶接技能者」「アルミニウム溶接技能者」などと細分化されていて、各分野のスペシャリスト育成型の試験といえるでしょう。

溶接工に向いているひと

どんな職種にも向き不向きがありますが、ここでは溶接工に向いているタイプを3つ解説いたします。転職をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

①体力や集中力のある人

溶接工の仕事は、重い部材などを扱うことが多く、立ったまま作業をすることも少なくありません。自動車製造の場合は、ドアや屋根部分など重い部材を溶接することが中心となるため、腰痛には注意が必要です。また溶接作業の工程では、金属の板を切断したり、金属板の断面をハンマーで叩いたりするハードな作業もあるので、溶接の際の高温熱を浴びながら、汗だくになる体力仕事でもあります。溶接工は、長時間の立ち仕事やかがみ姿勢などに耐えられる、一定以上の体力が必要とされる職業であるため、体力に自信があり、体を動かすことが好きだという人に向いています。

②ものづくりが好きな人

ものづくりが好きな人も溶接工に向いています。溶接の工程では、さまざまな部材を溶接し、製品を組み立てていくので、具体的な形を作り出すことが好きな人は、溶接作業を極めやすいという傾向にあります。完成した製品が消費者の元へと届けられることを思うと、ものづくりを通じ、社会の役に立っていると実感することができるでしょう。

③ひとつのことを極めたい人

溶接工の仕事は、目の前の部材と向き合いコツコツと作業をするものです。そのために高い集中力を持って、黙々と作業に没頭できる人やひとつの工程を根気強く進められる人などに向いています。また溶接工は、自分がこれだと思ったものをとことん極めたいという人にも向いています。また溶接技術者の資格にはいくつかの種類があり、自分の進みたい分野に合わせた資格を、複数取得することができます。より多くの知識を習得し、さまざまな素材を扱えることによって、仕事の幅を広げていくことが可能です。仕事を通して新しいスキルを身につけたい方や、溶接工技術者として、よりステップアップしたいと志を持つ人にとっては、とてもやりがいのある仕事となるでしょう。

まとめ

日本の基幹産業を支えている溶接工は、ものづくりのスペシャリストです。自動車や建築、貴金属、家具、時計など、さまざまな分野で高い需要がある、人気の職種だといえます。溶接の種類や資格の有無などによって年収も変わってくるので、日々レベルアップを目指し成長していける仕事でもあります。今回の記事を読んで、溶接工に興味のある方はぜひplusworkをご活用ください。
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