建設業界とは?転職するメリットや職種など徹底解説!後編


前編では建設業界の基礎知識や転職するメリットをお伝えしました!では、建設業界のデメリットは…?後半では、その注意点や求人職種、またこの業界に向いている人などをご紹介していきたいと思います!

建設業界のデメリットとは?転職での注意点

建設業界には多くのメリットがある一方で、転職する際のデメリットもあります。事前にきちんとデメリットを把握しておくことは、自分にとって、それが許容できる範囲なのかどうかを判断する助けになります。それでは代表的な3つのデメリットをご紹介します。

景気に影響される

代表的なのは、景気の影響を受けることです。国からの投資はあるものの、常に期待できるものではありません。建築業界に限ったことではありませんが、倒産することは免れるとしても、売上が景気動向で変化することを避けられません。

仕事量が多い

別のデメリットとして、仕事量が多いということがあげられます。どのプロジェクトでも必ず工期が決まっており、遵守する必要があります。また、地盤の状況や部材納入の遅れなど、様々な問題が発生することも珍しくありません。そのため、予想外の仕事が増えたり、労働時間が長くなったりするケースがあります。

働き方改革が進み、労働環境が整備されつつはあるものの、プロジェクトごとに異なるということは覚えておきましょう。

責任が大きい

こちらも建築業界に限ったことではありませんが、納期厳守は体力的な負担だけではなく、大きなプレッシャーがかかって精神的な負担が増す場合があります。また、事故が起きた場合には、命に直接影響することも念頭に置く必要があります。

これらの責任がプレッシャーとなって、精神的に耐えられないという可能性はないか、一度自問自答してみましょう。

建設業界の求人職種とは?技能者など仕事内容を紹介


建設業界は、土木を含め建物を造る事業全般を指すことから、数多くの職種が存在します。職種ごとに求められる適性やスキルが異なるため、自分には一体、どの職種が向いているのかを比較検討してみましょう。主な7つの職種について解説いたします。

①施工管理

建設の施工において計画や管理全般を担う職種です。具体的には、工程や品質、安全、予算面での管理を行い、施工状況や進捗状況をチェックします。現場全体を管理する責任があるため、責任感や状況把握能力が必要となります。

また、必要書類の作成や、ゼネコンや発注者との打ち合わせも行います。幅広い知識が求められることを覚えておきましょう。

②技術開発

建設工事の生産性を向上させるための職人が技術開発です。基本的にはオフィス内で働きます。近年、建設業界でもDX化が推し進められていることに伴って、優秀な技術開発が求められています。

具体的には、AIを活用した現場計測や、またロボットによる鉄骨組立作業のシステム構築などを行います。理系出身者に向いているといえるでしょう。

③建築士

建築物の設計と工事監理を行います。建築士法で定められた国家試験に合格し、免許を受けた方のみ、建築士と名乗って業務を行えます。現在、1級・2級・木造建築士に区別されており、規定された建築物の範囲内でのみ設計業務ができます。

先に取り上げた施工管理は、工事全般を管理するのに対し、建築士は工事が設計図面どおりに実施されているかを確認する、監理業務になります。

④技術士

国家資格である、技術士も重要な職種です。技術士制度は、産業面で必要とされる技術者育成のため技術士法に基づき制定されました。

トラブルの原因が技術上である場合は、問題を発見し解決する業務を担当します。高度な技術と技術者倫理を兼ね備える技術士は、不祥事に発展する事態を招かないためにも、欠かせない職種なのです。

⑤施工管理技士

国が発注する公共工事において、監理技術者になれる資格を持つのは施工管理技士です。

施工管理技士は、施工管理に従事する方に向けた国家資格で、正式名称は建築施工管理技術検定制度といいます。合格すると、専任技術者・主任技術者・監理技術者としての資格が付与される為、仕事内容の幅が広がります。

⑥CADオペレーター

建設業界では、CAD(図面作成支援ソフト)を使用している企業が多数存在します。CADオペレーターは、設計技術者の指示に従い、図面や完成予想図を作成します。

工事費用の大まかな見積もりも、CAD図面から作成が可能です。必要に応じ、すぐに図面作成できるCADオペレーターは重宝されています。

⑦技能士

様々な技能の習得レベルを、種類ごとに評価する国家検定制度が、技能検定です。建築大工をはじめとし、とび・鉄筋施工・内装仕上げ施工・配管など、様々な種類が用意されています。

技能検定合格者は、厚生労働大臣から技能士章が交付されます。職種に応じた資格が付与されるため、請け負える仕事の幅が広がります。

建設業界の仕事に向いている人とは?

ほかの業種と同様に、建設業界への転職にもメリット・デメリットがあります。人それぞれの適正があるため、当然ですが、向き不向きもあります。

建設業界から求められている方の特徴は、下記のとおりです。企業・職種・業務内容などによっても違いがあるため、一概には言えませんが、イメージとしてつかんでおきましょう。

◎体力:多少無理がきく
◎ストレス耐性:プレッシャーに強い
◎リーダーシップ:周囲から信頼される、自然と人がついてくる
◎コミュニケーション能力:説明力および交渉力がある
◎危機管理能力:先見の明がある

まとめ


やりがいのある仕事を見つけることができたら、充実した生活につながります。建設業界のメリットは、スキルアップや、人の役に立っているという実感を味わえることなどです。メリット・デメリットの両方を事前に把握しておくことが大切です。

どのような業界が自分に合うのか、それを見極めるためには、自分を冷静に見つめることが重要です。さらに、自分の適性を分析することは決して簡単なことではありませんが、plus workでは、わかりやすい求人が盛りだくさん!きっとあなたにピッタリのお仕事が見つかるはずですよ。

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