舗装工事は建設業２９業種のひとつで、道路などの地盤面を砂利や砕石などで締め固めて、その表面にアスファルトやコンクリートを敷き詰める工事です。道路の耐久性を向上させるだけではなく、人々の安全な暮らしを守るためにも、舗装工事は欠かせません！そこで今回は、舗装工事の目的や必要性、工事の種類やメリットなどについてお伝えいたします！
舗装工事って、どんな工事？
舗装工事とは、道路などの地盤面を砂や砂利・砕石などを数層にわたって締め固め、その表面にアスファルトやコンクリートを敷き詰める工事のことをいいます。
道路の耐久性を高めるだけではなく、景観を美しく保ったり、歩行者や自動車が安心安全に通行するためにも、舗装工事は必要な工事です。
舗装工事の目的と必要性
舗装されていない道路を想像してみましょう。雨が多い季節で道がぬかるんでいたり、地面が凸凹だったりすると、小さな子供や高齢者、また自動車が通行するときに非常に危険です。舗装工事を行えば道路が平らになり、さらに天候の影響も受けにくく耐久性に優れた道路になるので、歩行者も自動車も、安心して通行することができますよね。舗装工事を行うことにより、交通事故の発生リスクも軽減されます。また道路の見た目も良くなるので、景観の維持や改善にもつながります。
舗装工事は３種類ある
舗装工事は、主に
（1）「コンクリート舗装」
（2）「アスファルト舗装」
（3）「特殊舗装」の
３種類あります。メリットとデメリットを、合わせて詳しく見ていきましょう！
①アスファルト舗装
アスファルト舗装は、アスファルトに骨材（砂利や砂など）を混ぜ入れて加熱し、敷き均してローラーなどで転圧する舗装方法です。
●アスファルト舗装のメリット
・工事期間が短いため、工事費用を安く抑えられる
・防水性や透水性を高めることができ、透水性に優れていると水たまりができず、雨の日でも走行しやすくなる
●アスファルト舗装のデメリット
・直射日光によって、道路表面が高温になりやすい
・耐熱性や耐久性が劣るため、定期的な補修工事が必要
②コンクリート舗装
コンクリート舗装は、セメントや水、砂や砂利などを混ぜたコンクリートを敷き均して、養生しながら強度を出していく舗装方法です。これまでの舗装工事と言えば、アスファルト舗装が主流でしたが、耐久性や環境負荷が少ないことから、近年ではコンクリート舗装が増えてきています。
●コンクリート舗装のメリット
・耐熱性に優れていて、夏の直射日光が当たっても道路の表面温度が上がりにくい
・補修費が安く抑えられる
●コンクリート舗装のデメリット
・施工するのに手間がかかるため、工事期間が長くなって工事費用も高くなる
・追加での工事が難しい
③特殊舗装
特殊舗装は、道路や土地の目的に合わせた舗装を施す方法です。たとえば、着色舗装や排水性舗装、また凍結抑制舗装などが特殊舗装に該当します。
●特殊舗装のメリット
（※特殊舗装の内容によって異なる）
・排水性舗装を施すことで、水たまりができなくなる
・凍結抑制舗装を施すことで、凍結しにくくなる
●特殊舗装のデメリット
・工事費用が高くなる
舗装工事により、安全な暮らしが守られている
舗装工事とは、道路などの地盤面を砂利や砕石などで締め固めて、その表面にアスファルトやコンクリートを敷き詰める工事のこと。道路の耐久性を高めるのはもちろんのこと、舗装工事を行うことによって、歩行者や自動車も安心して通行することができます。さらに、交通事故の発生リスクを軽減させ、景観の維持や改善にもつながっています。私たちがこれまで当たり前のように使っていた道路は、舗装工事がなされているからこそ、安心して、普通に、誰もが、使うことができているのです。
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