あなたに合う仕事はどれ?建設業界6つの職種


建設業界の業種はいろいろあります。その各業種の中にも、さらにさまざまな職種があります。これから建設業界で働きたいとお考えの方、また転職をお考えの方のなかには、自分にはどの職種が合っているか、迷われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?そこで今回は、建設業界の主な6つの職種をご紹介いたします。

建設業界の主な6つの職種

①施工管理

施工管理という仕事は、工事現場の全体的な管理をおこなう職種です。「構造物の品質」「現場の安全確保」「完成までの工程管理」など、建設現場全体の管理を担当します。施工管理は、あくまで管理する側になるので、職人のように実際の工事を担当するわけではありませんが、多くの専門業者や職人などの仕事を管理しながら、工事の進捗状況や材料の手配、また工事にかかわる申請業務などを一手に担います。建築工事と土木工事では専門的な技術が違うので、基本的にはどちらかの分野に特化した施工管理者として、仕事に従事することになります。現場を取り仕切る立場になりますので、構造物の完成までを担当することが多く、完成したときには言葉にならない嬉しさを感じられるお仕事です。

②設計

設計とは、構造物の図面作成をメインとするお仕事です。工事を始める際、そもそも設計図がなくては工事は始められません。施工管理の担当者も、設計者が作成した図面をもとにしながら構造物を造り上げていき、設計者は、利便性や安全性を考慮して設計図を作成します。ときには発注者や顧客から、設計に対して要望が出る場合もあります。要望を聞きながら、より良い構造物を設計する能力も必要となるお仕事です。

③職人

職人の仕事は、実際に手を動かして構造物を造るお仕事です。職人は、それぞれの得意分野を持っていて、以下のような職種があります。

●職人の代表的な職種
・大工:家を建てる職人
・内装工:建物の内装を造る職人
・塗装工:外壁を塗装する職人
・配管工:水道の配管を工事する職人

建設業界の中でも、特に技術力が求められる仕事であり、ひとつの職種で一人前になるには、最低でも5〜10年もかかるといわれています。そのため、建設業界の中でも、特に人材育成が遅れている職種です。実際に、職人がいないために工事が進まないといった現場もあるほどなので、しっかりと育成環境を整えていくことが今後の重要な課題となります。

④研究の開発

研究・開発は、建設業界にかかわる新しい技術を生み出す職種です。大手のゼネコンやディベロッパーでは、各社で研究部門や開発部門が設けられており、日々建設業界をさらに発展させるための研究や開発を進めています。また、近年は土木や建築技術の研究のみならず、ITと連携しながら業務を効率的に進められるような研究も進んでいます。

●ITを活かした研究・開発の例
・ドローンによる測量調査の実施
・BIM/CIM(3次元モデルを利用した情報共有)の推進
・建設機器の自動化

建設業界は、特に労働者が減少している業界であることから、AI(人工知能)や機械による、属人性をなくした業務の研究と開発は今後も進むことが見込まれており、研究職や開発職の需要も高まると考えられます。

⑤営業

建設業界でも営業のお仕事は存在しており、以下の業種には営業の部門があることがほとんどです。

●営業部門がある建設業界の業種
・ゼネコン
・ハウスメーカー
・工務店

たとえば、工務店では住宅を注文してくれる顧客を見つけないかぎり、そもそも工事ができません。ただし、建設業界の売り物は「住宅」という高額な商品です。業界に関する知識がなければ、魅力を伝えきれず、購入までたどり着くことができないでしょう。そのため、建設業界の営業は、施工管理で経験を積んでから営業となるケースが一般的です。施工管理の経験を活かし、顧客により良い提案ができるのが良い営業といえます。

⑥事務

建設業界にも「総務」「経理」「契約」といった事務部門があります。仕事の内容は、他業界の事務と変わりなく、電話対応や伝票作成、また請求書作成などが主な仕事です。そのため専門性というよりも、パソコンのスキルや事務全般の知識が求められます。ただし場合によっては、CADソフトによる簡単な図面修正や作成を指示されることもあり、建設業界に興味を持っていなければ、働きづらさを感じることがあるかもしれません。建設業界の中では、ほかの職種と比べて残業が少なく、働きやすい傾向にある職種です。


いかがでしたか?上記でご紹介した6つの職種の中に、あなたの目指す建設業界の職種は見つけられましたか?
plusworkでは、建築・建設業界の様々な職種での求人を取り扱っております。ご興味のある方は、ぜひ一度plusworkで求人検索をしてみてくださいね。

条件を選んで検索

条件から探す最大60個まで選択できます

京都府

大阪府

兵庫県

滋賀県

奈良県

和歌山県

三重県

line
line